3人は学校の人気者
「あ…あの?」
女子の顔が怖い…。
いったいこの人たちは何を言ったんだろう…。
私は3人の間に入る。
魁くんが私の後ろ、瑠衣くんが私の右隣、零くんが私の左隣。
あう…。なんか緊張する…。
「ってことだから、僕たちに関わらないでね♪」
零くんが私の頭を引き寄せてホッペをつける。
な…何てことを…。
「好きなものはしょうがないし♪」
魁くんは私を後ろから抱きしめる。
もちろん、零くんは私から手を放している。
魁くんも魁くんで何をしてるんだ!
「てか、近づいて来たら殺す」
それは脅しです瑠衣くん!!
そして殺すって言葉はかっこいい人が言っちゃダメだよ!
瑠衣くんだからありえるけど…。
瑠衣くんも瑠衣くんでホントに大変だよ…。
『あんなこと言われたら諦めるしかないか…』
一人の子が帰って行くと他の子たちも一気に帰って行く。
一件落着…なのかな?
明日から大変そうだけど…。