暴走ゲーム


「だったら俺がなんとかしてやるよ」

「えっ・・・?」

出来るわけないじゃん。

「おい、そいつと付き合え」

「はぁっ!?!?!?!?」

嫌だよっ!!

「ただし、彼氏にはちゃんと事情を話せよ。誤解招いたらお前が傷つくだけだろ?」

「・・・分かった・・・」

ぽっけから携帯を取り出した。

本当は携帯、学校に持ってきちゃ行けないんだけどね・・・。

『あのさ・・別れない・・?嫌いになったわけじゃないよ!?ただ・・前教えてもらった人居るじゃん?アイツがあたしの学校の3年にデマ流して・・めっちゃ迷惑してて、友達と仕返しするの。だから誤解招きたくないから・・一回別れよ?』

すごい悲しかった。

「泣くなよっ!?」

「え・・・?」

気付いたら、涙がボロボロと出てきた。

「絶対彼氏も分かってくれる」

「うん・・・っ」

力強く頷いた。

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