暴走ゲーム
暴走ゲーム
「んー!!空気がきれい!!」
新しい土地に到着。
新幹線で約3時間。
「ここだよ」
駅から15分の場所にアパートはあった。
意外と落ち着いていて綺麗。
「わぁい!!」
「彩乃っ」
嬉しそうに部屋に入る彩乃。
部屋は白くて落ち着きがある。
「ここで新しい生活かぁ」
「ちょっと緊張するね」
お母さんにメール。
『無事に着いたよ』
一応メールしないとね。
心配してそうだから。
「なんか、落ち着かない」
「みんなと同じ高校、行きたかったね」
「菜摘・・・」
彩乃が悲しそうな目であたしを見る。
「だってそうじゃん?あたしのせいで2人も死んじゃって。あの時誰かに助けてもらわなかったらあたしは死者に殺されてた。きっと・・・・」
続きはあえて言わなかった。