暴走ゲーム


「はぁっ!?!?!?」

「うるさっ・・・」

朝からあたしの叫び声が教室に響き渡る。

「どうゆうことか説明しろよ!!」

「分かったって・・・」

あたしは半分キレている。

「電話切ってから・・向こうが告ってきたの・・。だからOKしたの・・」

「んなのって・・・」

ありかよ!!!!

あんなにキレられたあたしは何!?

「顔は見たの!?」

「ううん・・・。見てない・・・」

「バカ!?!?!?」

なんで顔見ないの!?

「だってかっこよくなかったら絶対あたし、死ぬよ!?」

「そりゃそうだけど・・・」

「んで、今週の日曜日に会うことになったの!!」

「・・はぁっ!?!?!?!?!?!?」

本日2度目の叫び声。

「なにそれ!?!?!?」

聞いてないし!!!!

「ついてきて欲しいの♪」

「嫌だよ!!」

あっさり却下。

「けちー!!いいじゃんかぁ!!来てよ、お願い!!」

両手を顔の前で合わせる。

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