星、流れ
本当に楽しみにしてたんだ……。
寂しそうに笑う【太一】こと、タッちん。
「菜々がイイ感じの人と行っておいでよ」
「いいの?」
「しょーがないじゃんっ。高かったけど、無料であげる」
そう言って悪戯に笑った。
「だから私も逢えないんだぁ」
「考え過ぎだから!!はい、飲んで気長に返事待とうよ」
言われて目の前にオレンジ色したカクテルを出された。
「かんぱーい!」
「乾杯……」
ブブブッ
「っ!!」
急になったバイブ音に思わず吹き出しそうになった。
サブ画面に映るのは……。
「光哉だ……」
「良かったねー!」
自分の事の様に喜ぶ和歌を尻目に携帯を開く。
『携帯忘れてドライブ行ってたよ(>_<)ゴメン!ライブ??気になる(^O^)どこで??何時から??』
一気に体の力が抜けた。
良かったぁ…。
携帯忘れてただけかぁ。
「何時からって!」
「それって……オッケーって事なんじゃん?!」
タっちんのせいにしようとしてゴメン!と胸中で手を合わせながら、光哉への返信メールを打つ。
……心臓が痛い。
寂しそうに笑う【太一】こと、タッちん。
「菜々がイイ感じの人と行っておいでよ」
「いいの?」
「しょーがないじゃんっ。高かったけど、無料であげる」
そう言って悪戯に笑った。
「だから私も逢えないんだぁ」
「考え過ぎだから!!はい、飲んで気長に返事待とうよ」
言われて目の前にオレンジ色したカクテルを出された。
「かんぱーい!」
「乾杯……」
ブブブッ
「っ!!」
急になったバイブ音に思わず吹き出しそうになった。
サブ画面に映るのは……。
「光哉だ……」
「良かったねー!」
自分の事の様に喜ぶ和歌を尻目に携帯を開く。
『携帯忘れてドライブ行ってたよ(>_<)ゴメン!ライブ??気になる(^O^)どこで??何時から??』
一気に体の力が抜けた。
良かったぁ…。
携帯忘れてただけかぁ。
「何時からって!」
「それって……オッケーって事なんじゃん?!」
タっちんのせいにしようとしてゴメン!と胸中で手を合わせながら、光哉への返信メールを打つ。
……心臓が痛い。