星、流れ
『今日、何時に寝る??』

返信をする前に光哉からメールが届いた。

どうしたんだろ?
いつもは連続でなんて送ってこないのに。

そんな事を思いながらも、頬は緩みっぱなし。

心臓は痛いまま。

「和歌、今日何時に帰る予定?」

「どしてー?」

「光哉が何時に寝るのって聞くからさぁ」

あぁ、と一呼吸置いて

「3時かなぁ」

「3時?!何か早くない?」

「和歌ね、今日女の子日なの。だから」

うーん。
腰キツいのかな。

「解った。3時ね」

「うんっ」

和歌の笑顔がキラキラして見えるのは……気のせいか?

なんて、光哉へのメールを打つのが優先な私。
あまり気にもしなかった。

「……よしっ。送信」








気にしてれば良かった、と後悔するのは……後、数時間後の話。
< 12 / 17 >

この作品をシェア

pagetop