雨☆模様!!
「あ……は、はい……」
シフォは震える手でよろよろとかばんから手紙を取り出し、
お姉さんにわたしました。
「うん。ありがと。お仕事がんばってね」
「こ、今後も是非よろしくお願いします!」
シフォは、ペコリと小さな体をさらに小さくなるように
お辞儀をすると、お姉さんは微笑みながら、お花屋さんのほうへ
戻っていきました。
今日も、その出来事のことだけで頭がいっぱいで、
まともに仕事ができるのか心配になりながら、シフォは
手紙を配り終えると、郵便局の方へ帰っていきました。
「あ、シフォ君おかえり」
入り口に入ると、シフォと同年代の女の子がいます。
彼女は、シフォと同じく郵便配達をしている女の子でして、
ローズといいます。
「あ、うん」
シフォは、そっけなく答えてしまいます。
「どうしたの?具合が悪いの」
「え?大丈夫だよ……」
「そう?じゃあいいけど。ねえねえ、
今日のお昼はスパゲティナポリタン食べましょ」
シフォと同年代なのは、ローズだけということもあってか、
お昼はいつも一緒に食べています。周囲の人からは、
恋人どうしというよりは仲のいい兄妹のように見られています。
シフォは震える手でよろよろとかばんから手紙を取り出し、
お姉さんにわたしました。
「うん。ありがと。お仕事がんばってね」
「こ、今後も是非よろしくお願いします!」
シフォは、ペコリと小さな体をさらに小さくなるように
お辞儀をすると、お姉さんは微笑みながら、お花屋さんのほうへ
戻っていきました。
今日も、その出来事のことだけで頭がいっぱいで、
まともに仕事ができるのか心配になりながら、シフォは
手紙を配り終えると、郵便局の方へ帰っていきました。
「あ、シフォ君おかえり」
入り口に入ると、シフォと同年代の女の子がいます。
彼女は、シフォと同じく郵便配達をしている女の子でして、
ローズといいます。
「あ、うん」
シフォは、そっけなく答えてしまいます。
「どうしたの?具合が悪いの」
「え?大丈夫だよ……」
「そう?じゃあいいけど。ねえねえ、
今日のお昼はスパゲティナポリタン食べましょ」
シフォと同年代なのは、ローズだけということもあってか、
お昼はいつも一緒に食べています。周囲の人からは、
恋人どうしというよりは仲のいい兄妹のように見られています。