雨☆模様!!
「さぁ、連れて来たにゃ!薬屋!うんとこき使ってくれにゃ!」


「で、ではさっそく中へ。う~ん、とりあえずみての通り散らかっているから、掃除をしてもらいますか」

「しっかりやるにゃよ!」

「はぁ……」

なんで僕がこんなことを…としぶしぶ掃除をはじめます。


「…シフォくん、ねぐせを気にしているようだね」

「えぇ、まぁ。突然連れて来られまして、僕も何がなにやら」

「こっちへおいで」

シフォはメディお兄さんと洗面所へいって、髪をとかしてもらいました。

「落ち着かないみたいだから、ちゃんと直さないとね(ゴクリ…)」
「へぇ…あ……」

シフォは、家庭的な人だなと何気なく鏡を見ると、
メディお兄さんが、
お姉さんとそっくりだったのです。

それに気付いたとたん、
顔がサッと真っ赤になりまして、そのことに気付かれると困るので、

「あ、あとは自分でしますんで!」
とメディお兄さんからくしをとって、
鏡に顔がうつらないようにしながら、ねぐせを直しました。

「うん?そうか…」

「(どうかしているよね…)」



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