雨☆模様!!
幼馴染
ローズは色々話しますが、シフォはそれどころではないようで、
上の空で遠くを見つめていると、ローズはシフォの手を握り引っ張ります。
喫茶店のカフェテラスへ行き、上の空のシフォを席に座らせると、
めにゅうを持ってきた店員さんに、ローズはスパゲティを注文しました。
「シフォの、同じの頼んじゃったよ。同じのだと来るのがはやいから。
飲み物は何にするー?」
「ローズとおなじのでいいや」
「そう?じゃあ……」
シフォは、あのお姉さんとどうすればもっと話せるのか、と考えながら
ローズに頼んでもらった飲み物を飲みます。
「うっ!な、何これ?」
「ハーブティよ。体にいいの」
「これ、嫌いなのに……」
「あら?そうだったかしら?」
ローズはいじわるな作り笑いを浮かべました。
その後、残りの配達を済ませると、夕方になりました。
「シフォ?……シフォ……」
シフォは、ローズの声で目を覚ましました。配達が終わった後、
ロビーのソファーに寝てしまったのです。
「え?……なんだローズか……」
あくびをして、寝ぐせのついた髪を直そうと触っているシフォに
ローズはため息をつき、
「なんだじゃないでしょ……」
といいました。
「ようやく起きたにゃ。ここは家じゃないにゃ」
小柄な、スーツ姿の猫がこちらに向かってきます。
「うん……続きは家でねる……」
シフォのパパは、探検家で、若いときは財宝を求めて世界を飛び回っていましたが、ある日、古代の呪いで猫の姿にされてしまいました。それを期に、探検家を廃業して、今まで集めてきた財宝を元手に郵便局を設立しました。
つまり、シフォは郵便局長の息子ということです。
上の空で遠くを見つめていると、ローズはシフォの手を握り引っ張ります。
喫茶店のカフェテラスへ行き、上の空のシフォを席に座らせると、
めにゅうを持ってきた店員さんに、ローズはスパゲティを注文しました。
「シフォの、同じの頼んじゃったよ。同じのだと来るのがはやいから。
飲み物は何にするー?」
「ローズとおなじのでいいや」
「そう?じゃあ……」
シフォは、あのお姉さんとどうすればもっと話せるのか、と考えながら
ローズに頼んでもらった飲み物を飲みます。
「うっ!な、何これ?」
「ハーブティよ。体にいいの」
「これ、嫌いなのに……」
「あら?そうだったかしら?」
ローズはいじわるな作り笑いを浮かべました。
その後、残りの配達を済ませると、夕方になりました。
「シフォ?……シフォ……」
シフォは、ローズの声で目を覚ましました。配達が終わった後、
ロビーのソファーに寝てしまったのです。
「え?……なんだローズか……」
あくびをして、寝ぐせのついた髪を直そうと触っているシフォに
ローズはため息をつき、
「なんだじゃないでしょ……」
といいました。
「ようやく起きたにゃ。ここは家じゃないにゃ」
小柄な、スーツ姿の猫がこちらに向かってきます。
「うん……続きは家でねる……」
シフォのパパは、探検家で、若いときは財宝を求めて世界を飛び回っていましたが、ある日、古代の呪いで猫の姿にされてしまいました。それを期に、探検家を廃業して、今まで集めてきた財宝を元手に郵便局を設立しました。
つまり、シフォは郵便局長の息子ということです。