死に神と俺





廊下を歩けば、賑やかな光景が広がる。俺と卓也は他のクラスの友人にそれなりに手を振ったり、話したりしながら購買に向かって歩く。


購買は一年の階だから、二年の1番端のクラスの俺達は、全クラスの前を通った端にある階段を使わないと購買には行けない。



「階段二つ欲しいよな」


「激しく同意」


「お前校長に言って来いよ。校内設計下手くそって」


「ふざけんなよ、お前が行け馬鹿」



くだらないやり取りをしてて、やっと階段にたどり着く。角を曲がれば階段だ。


そんなとき、俺の肩に衝撃が走る。



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