女子はクックパッドと生理と憎しみで出来ている
「自然に」恋愛
よく大学生の従兄弟が言っていた。
「高校過ぎると『ずっと前から好きでした。僕と付き合ってください』『嬉しい! 私も!』みたいな恋愛はしなくなる」
私にはその意味がよく分からなかった。
また大学生の従兄弟は言った。
「そのうち自然な感じで付き合うようになる」
その自然な感じってのが分からなかった。
でも、高校2年生の秋にわかってしまった。
恋人が出来た。
自然な感じで。
元々私と彼は図書委員だった。私は副委員長、彼は委員長。
月に一度、司書の先生と共に本の買出しに行っては
先生と解散してから二人で近くのガストに行きどうでもいい話をしていた。
最初は本の話や司書の先生の話などを話していたが次第に共通の趣味の話になり
なんとなく休みの日に会う約束なんかしたりして、
気づけば彼が別の図書委員の女の子と話している姿を見て軽く嫉妬していた。
ああ、これが恋なのかと。
気づいたものの行動には移さなかった。でも頻繁にメールを出すようになった。
彼も返してくれた。そのうちどちらともなく「これって付き合っているも同然だよね」
と切り出して、付き合うことになった。
よく考えるとこれが「自然な感じ」なのかも知れない。
そうこうして私たちは付き合うことになった。
そして今日はお付き合いをしてからの始めてのデート。
ウキウキの筈なのに気分が重い。
だって生理二日目だから。
「高校過ぎると『ずっと前から好きでした。僕と付き合ってください』『嬉しい! 私も!』みたいな恋愛はしなくなる」
私にはその意味がよく分からなかった。
また大学生の従兄弟は言った。
「そのうち自然な感じで付き合うようになる」
その自然な感じってのが分からなかった。
でも、高校2年生の秋にわかってしまった。
恋人が出来た。
自然な感じで。
元々私と彼は図書委員だった。私は副委員長、彼は委員長。
月に一度、司書の先生と共に本の買出しに行っては
先生と解散してから二人で近くのガストに行きどうでもいい話をしていた。
最初は本の話や司書の先生の話などを話していたが次第に共通の趣味の話になり
なんとなく休みの日に会う約束なんかしたりして、
気づけば彼が別の図書委員の女の子と話している姿を見て軽く嫉妬していた。
ああ、これが恋なのかと。
気づいたものの行動には移さなかった。でも頻繁にメールを出すようになった。
彼も返してくれた。そのうちどちらともなく「これって付き合っているも同然だよね」
と切り出して、付き合うことになった。
よく考えるとこれが「自然な感じ」なのかも知れない。
そうこうして私たちは付き合うことになった。
そして今日はお付き合いをしてからの始めてのデート。
ウキウキの筈なのに気分が重い。
だって生理二日目だから。