大好きな君へ





そして


先輩と過ごした一ヶ月は


とても、短くて幸せだった。


神様。なんで幸せなことって


過ぎていくのが早いんだろうね?


これを感じてるのはきっと


私だけじゃないと思うんだ。


世界中のだれもが思うことだと思うんだ。


でも、時間が過ぎるのが早いと


幸せってことを実感できるんだ。


私が生きてるってことを感じられるんだ。


だから、みんなには


その幸せな時間を大切に生きてほしいの。


たとえ、つまらない時間でも、


つまらない人生でも


それはその人の生き方次第だと思うんだ。


だから、私はいくら


死ぬまでの時間を短く感じでも


幸せでいられたんだ。


それは、それまでの時間を


先輩と一緒に過ごせたから。


私にとってはそれが一番の幸せだと


思ったからなの。


こんなに、死ぬのが怖くなくなったのは


先輩のおかげだよ。


でも、それを伝えられないのが悲しいな∨


伝えたら、きっと堪えられないもん。


手紙にもこんなにちゃんと書いたら...


時間がかかりすぎて


長すぎて...


いつ死んじゃうかわかんないし


先輩だって大変でしょ?


それに...先輩だって


わかってくれる気がするんだ。


だから、言わないでおくね?


一ヶ月ありがと。


これが、私が一ヶ月にした理由。





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