。+°俺様オオカミ°+。




 「俺は、美聖が大好きだ。

 もしよかったら…、結婚してくんない?」

 顔が赤い稀龍。

 「喜んで!」

 会場には黄色い声が飛び交った。

 この後はずっと冷やかされてばっかだった。

 「美聖」

 「ん?」

 チュっ。

 「だから、んんっ」

 皆の前でのドSキャラ!?

 「もう隠さなくてよくね?」

 この顔は危ない顔だ!!

 「隠してて!!」

 「逃げんなって」

 稀龍が優しく抱きしめる。

 「ちょっと耳貸して?」

 「ん?」

 しゃがんで私の目線に合わせる。



< 102 / 106 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop