。+°俺様オオカミ°+。




  「なぁ…」

 シーンとしたなか稀龍が呟いた。

 「なに?」

 声が裏返った!!

 …恥ずかしい。

 「俺なんかした?」

 俯く私の顔を覗き込む。

 「べっ別に!!」

 私は自然に早歩きになる。

 「じゃあなんでそんなに話さねぇんだよ」

 私の腕を掴む。

 「は、離して!!」

 私は稀龍の手を振り払った。

 私何してるんだろ……。


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