。+°俺様オオカミ°+。


 「は?」

 口を開けて驚いた顔をする稀龍。

 「違うの?」

 さっきの顔はどう見てもSの顔でしょ!!

 「美聖専用ドS」

 「は?」

 「だーかーら、ただのSじゃなくて美聖専用ドS」

 ………。

 「は、はぁぁぁぁぁぁ!?」

 「美聖の前の俺のことは誰にも内緒な」

 気になる笑みを浮かべて人差し指を私の唇に当てる。

 「さ、触んないで!!」

 急にそんなこと言われても困るでしょうが!!

 「そんなこと言っていいのかな?」

 こ、このやろう!!



 今日を境にドS稀龍の秘密を守らなきゃいけなくなった。



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