。+°俺様オオカミ°+。


 「ぷっ、わかりやすすぎるだろ」

 笑ったあとにさらっと言った。

 「ち、違う!!」

 「嘘つけ」

 手首を掴まれて壁に押し付けられる。

 「ちょ、ちょっと」

 き、来た!!

 ドS野郎!!

 「なに?」

 ニヤッと笑って顔を近づける。

 「学校だし!」

 「家ならいいの?」

 こ、こいつは!

 「そういう問題じゃ」

 「稀龍せんぱぁい」

 外から優華ちゃんの声が聞こえる。

 「ほ、ほら人来たし」

 焦る私をよそに動こうとしない。




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