。+°俺様オオカミ°+。



 「稀…龍…」

 服の袖を握った。

 「大丈夫」

 怖いよ…。

 何をされるのか、何を言われるのか。

 「俺がいる。珱斗も美羽も」

 胸に顔を埋めさせられる。


 稀龍が触れるところが熱い。

 稀龍を求めたくなる。

 稀龍をほかの人が触るのが嫌。

 なんでもっと早く気付かなかったんだろう…。

 きっと、いや絶対。

 ずっと前から好きだったんだ…。

 私のバカ…。

 バカ、バカ、バカ。


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