。+°俺様オオカミ°+。


 「お前自分責めたりすんなよ」

 「ぇ…?」

 涙を堪えてるのに止まらない。

 「お前は悪くない。お前は俺のもんだから。ほかの奴には触れさせねぇ」

 稀龍も私のこと…。

 それはないっか…。

 「だから泣くな」

 目にキスを落とす。

 「俺お前のこと好きだから」

 ふいに抱き締められる。

 「好…き…?」

 稀龍が?誰を?私を?

 「お前は?」

 私?

 そんなの決まってんじゃん。



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