。+°俺様オオカミ°+。



 「あ、ちょうどよかったわ」

 おばさんが私を見て言う。

 「なんですか?」

 頭に?を浮かべる私。

 「今日から二泊三日で美聖ちゃんのお母さんと旅行に行ってきます!!」

 「へ?」

 「は?」

 稀龍と私は二人でポカーンとする。

 「なのでお留守番を頼んだわ!!」

 ペコちゃん風に舌を出し親指を立てるおばさん。

 「あっそ」

 もう興味を無くしたのかカバンを持つ稀龍。

 「いってきます」

 「あ、ちょ、ちょっと待ってよ!!」

 急いで稀龍のあとに続く。

 「いってらっしゃい♪」

 いつも以上に上機嫌なおばさんに見送られて学校に向かった。




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