。+°俺様オオカミ°+。


「もしもし?」

 電話を始めた稀龍。

 「あいつ来てるから帰らせて」

 電話の相手に冷たく言う。

 「あ゛?」

 いきなり怒り出した!?

 「きりゅ…」

 服の袖をギュッと握って見つめる。

 「ぅ…」

 小さく唸った稀龍は何とか落ち着き電話を切った。

 「お前あの顔反則」

 そう言って抱きしめる。

 「ほぇ?」

 意味分かんないよ稀龍!



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