。+°俺様オオカミ°+。


 「腹減った~」

 さっきからずっとこれ。

 「だから今作ってるでしょ!!」

 「だっておせぇんだもん」

 なんで遅いかって?

 私が料理が苦手とか不器用だとか…、

 そんなことは断じてありません!!

 料理は、超得意だし器用にもほどがあるほど器用です。

 「だったらいい加減に離れて!!」

 料理を作ろうとしてるのにずっと後からで私を抱きしめてる稀龍が邪魔なの!!

 「だって離れたくねぇじゃん…?」

 子犬のような眼差しを向ける。

 キュン死しそう…//

 「で、でもご飯作れないじゃん?」

 「そっか~」

 シュンとうなだれてリビングに行った。

 「よし、早く終わらせよ」

 ボソッと呟き料理に取り掛かる。



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