。+°俺様オオカミ°+。


 「ちょ、冷めちゃうし、り、リビングだし!!」

 胸がドキドキしてはちきれそう。

 「んじゃ、早く食べちゃおっか」

 稀龍は私をおろして椅子に座った。

 「う、うん」

 顔が熱い!//

 「いただきます」

 おいしい…かな?

 「うまい」

 照れくさそうに言う。

 「よかったぁ」

 私も一口。

 「おいひぃ」

 一口が大きくて、うまく喋れない。

 「ホント、可愛い」

 そう言って顔を近づけてくる。

 ま、またキス?

 反射的に目を瞑る。

 「ついてる」

 私の口の横についたご飯粒をペロッと舐める。

 なんだキスじゃないのか…。

 って私何期待してんのよ!//

 「キスじゃなくて残念でした」

 クスクスと笑う。

 「へ!?」

 「思いっきり口に出してた」

 私はなんて馬鹿なことを!!

 「よし、部屋行こうか」

 再び私を抱えて部屋へ。


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