。+°俺様オオカミ°+。




 「あのっ!」

 「あら」

 今、私の目の前にいるのは…杞憂ちゃん。

 「なに?別れる気になったのかしら?」

 「どうして…、どうして珱斗に手を出したのよ!!」

 思いっきり杞憂ちゃんを睨む。

 「どうしてって、あなたがさっさと別れないからじゃないの」

 当たり前とでも言うように冷たい視線を私に向ける。

 「私が…私が別れれば危険な目には合わせないよね?」

 私が諦めなきゃ…。



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