ヤクソク
本来ならば公園内を抜けずに渋谷方面に向かうはずだった。
しかし何故だろう…今日は少し寄り道をしたい気分だ…

木陰を歩けば陽射しが和らぎ、心地よい風が私のピンクのワンピースの裾を揺らしていく。

少し休んで行こうか…

私は目についた自販機でお茶を購入し、近くのベンチに腰かけた。

ペットボトルの水滴が手のひらの熱を下げてくれる。

私はお茶を一口口に含んだ。
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