異常女
――AM 8:30。
安藤 菜月は塾の帰りだった。
彼女の近くに黒い影が忍び寄った。
松山さんだった。
「……心菜?なんでここに?」
そして安藤の唇にキスした。
「……ンッア…どうして……」
ここで松山さんの台詞。
「……ずっと、好きだったの……」
二人の少女は狂ったかのように抱擁を交わし、唇をむさぼるように奪いあった。
「来てほしいところがあるの……」
松山さんが言うと安藤は黙って彼女に着いていった。