異常女
そしてしばらくして松山さんは学校に来なくなった。
あたしが毎日放課後に彼女の家に行って「あのことなら大丈夫よ」と言い聞かせているのに、毎日毎日悲鳴を上げて私を追いやった。
そして彼女は二度とこの学校に戻って来なかった。
転校したらしい。
松山さんもバカね。
邪魔者もいなくなってついに想い人に気持ちを伝えられたかもしれないのに……。
~♪~♪~♪~♪~♪。
あたしのケータイにメールが来た。
「智美さんからだ」