異常女
「智美さん!寛人!遊びに来たよ!」
「多美!待ってたよ」
「いらっしゃい多美」
智美さんは寛人のお姉さんだ。
「多美!四つ葉のクローバー見つけた!」
「すごい寛人!あたしなんか全然見つからないよ」
「……これ多美にあげる」
「え?だって寛人が見つけたんだから寛人が持ってないと」
「多美に持っていてほしいんだ。多美の幸せは俺の幸せだから」
「……ホントにいいの?」
「うん、受け取ってよ。俺、多美が大好きだから」
「あたしも寛人大好き!!ありがとう寛人!」