異常女
なんと多美は、整形してたのだ。
一重だった目は二重に、
低かった鼻は高くなり、
そういえば顔の輪郭もシャープになったような気がする。
「あたし、整形したの」
「そんなの見ればわかるわよ!!なんで整形なんか」
「これ見てよ」
多美はあたしに一枚のはがきを渡した。
「同窓会?」
「アイツをこの世から消せるチャンスだよ、これは」
「うん、それで?」
「だからアイツには顔バレてるから、顔変えないとなって」
だからか……。
あたしは納得した。