コスミックダスト－戦塵の宮殿
キルジャ星では人間とライオンが戦う勇敢なゲームが流行っていた。
当初は確かに勇敢な男たちが挑戦していた。

ところがゲームは段々とエスカレートしていき、国王や兵隊たちは人間が噛み殺される場面にしか興味が沸かなくなっていた。

その「餌食」は次々と宮殿に献上された。

最初は囚人だった。

しかし貧乏村の若者が狙われるようになった。

それを知った須原サンは若者を集め、そして決起した。

このままでは村人が消えてしまう。

このままで良いはずがない。
　
２０００人もの若者が集まった。
２０００人もの平民が一気に動けば、きっと何か訴えられるはずだ。

そう期待してアロン部隊は立ち上がった。
　
結果は全滅。
　
更に村は攻撃を受け、廃墟と化した。

村が攻撃される夢を、あれからサムトは毎日のように見た。

そんな夢の話を、オレはサムトから聞かされた。

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表紙・目次

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