コスミックダスト-戦塵の宮殿
テーブルの上には木の実がゴロゴロと入ったサラダ風の食べ物と、肉か魚かよく分からないが、たんぱく源になりそうな破片の浮かんだスープ、そして水分の飛んでしまったパンのような物体、さらに得体の知れない柿色のドリンクが並んでいた。
「何やコレ? 客人にこの待遇かいな? それともこんな物がこの国の最高級料理なのか? ふざけるな!」
オレはリズミーにナプキンを投げ付けた。
「猟サン! 何バチ当たりなこと言ってんですか」
サムトが怒った。
「こんな新鮮な野菜、こんな具沢山のスープ、そしてパンまで。僕は生まれてこのかた、パンなんて一度も口にしたことがありません!」
「はあ?」
「なのに王族も軍人も、毎日のようにこんな食事をしている。当たり前のようにパンや野菜を食べているんです。そして余れば捨ててしまう。捨てる食材があれば、国民に分けてくれればいいのにって、僕たちはいつも思っていました」
「そうなのか・・・・・・悪い。ローストチキンや牛肉のステーキが出て来るんちゃうか、なんて勝手に想像してた」
国自体が貧しいのであろうか。
それとも戦争で土地が荒れ、作物や家畜が育たなくなってしまったのだろうか。
オレとしてはでっかい肉の塊が食いたかった。
「何やコレ? 客人にこの待遇かいな? それともこんな物がこの国の最高級料理なのか? ふざけるな!」
オレはリズミーにナプキンを投げ付けた。
「猟サン! 何バチ当たりなこと言ってんですか」
サムトが怒った。
「こんな新鮮な野菜、こんな具沢山のスープ、そしてパンまで。僕は生まれてこのかた、パンなんて一度も口にしたことがありません!」
「はあ?」
「なのに王族も軍人も、毎日のようにこんな食事をしている。当たり前のようにパンや野菜を食べているんです。そして余れば捨ててしまう。捨てる食材があれば、国民に分けてくれればいいのにって、僕たちはいつも思っていました」
「そうなのか・・・・・・悪い。ローストチキンや牛肉のステーキが出て来るんちゃうか、なんて勝手に想像してた」
国自体が貧しいのであろうか。
それとも戦争で土地が荒れ、作物や家畜が育たなくなってしまったのだろうか。
オレとしてはでっかい肉の塊が食いたかった。