コスミックダスト-戦塵の宮殿
★:・※・・*★・・*☆★
「カールマイク・シェラでございます。お呼びでございましょうか王子」
ノックと同時シェラ大佐の声がした。
「武器を置いて入れ」
大佐がオレたちの客間に入って来た。
相変わらず胡散臭い顔をしている。
「オマエに尋ねたいことがある」
ミドリが言った。
「何でございましょう」
ミドリは大佐にソファを勧めたが、大佐は掛けようとしなかった。
「前置きはなしで要点だけ聞く。大佐はなぜ猟のことを知っていたのだ?」
「ペイジャックの日記を拝見いたしました」
「ライフガードには何があるのだ?」
「ワタクシには分かりかねます」
「知らぬと申すのか?」
「国王様は分かっていらっしゃいます。ワタクシどもに告げる必要もございませぬ故、ワタクシどももお聞き致してはおりませぬ」
「父上の秘密だと申すのか?」
「分かりかねます」
「オマエは、母上を殺した本当の犯人を、知っているのか?」
「今さら何をおっしゃいますか」
大佐は無表情のまま答えた。
「そうか」
「重要な公務がございますゆえ、ご冗談はお控え願いますラルフ王子」
「冗談のつもりはないのだが。そうか。退室してよい」
シェラ大佐はミドリに敬礼をしてから部屋を出て行った。
「カールマイク・シェラでございます。お呼びでございましょうか王子」
ノックと同時シェラ大佐の声がした。
「武器を置いて入れ」
大佐がオレたちの客間に入って来た。
相変わらず胡散臭い顔をしている。
「オマエに尋ねたいことがある」
ミドリが言った。
「何でございましょう」
ミドリは大佐にソファを勧めたが、大佐は掛けようとしなかった。
「前置きはなしで要点だけ聞く。大佐はなぜ猟のことを知っていたのだ?」
「ペイジャックの日記を拝見いたしました」
「ライフガードには何があるのだ?」
「ワタクシには分かりかねます」
「知らぬと申すのか?」
「国王様は分かっていらっしゃいます。ワタクシどもに告げる必要もございませぬ故、ワタクシどももお聞き致してはおりませぬ」
「父上の秘密だと申すのか?」
「分かりかねます」
「オマエは、母上を殺した本当の犯人を、知っているのか?」
「今さら何をおっしゃいますか」
大佐は無表情のまま答えた。
「そうか」
「重要な公務がございますゆえ、ご冗談はお控え願いますラルフ王子」
「冗談のつもりはないのだが。そうか。退室してよい」
シェラ大佐はミドリに敬礼をしてから部屋を出て行った。