コイロキシルテ
少しの沈黙・・・・。
破ったのはメリー様だった
「あなたの名前は?。」
「えっ、メアリーですけど。」
親に知らせるのかな
私とアイリーはひやひやしながら
メリー様の返事を待った
「いい名前だね。
ぶつかった所大丈夫だった?」
メリー様が優しく私のおでこを触る
あと数センチでキスができそうなくらいの
距離にメリー様の顔があって
あまりの美しさと優しさに
顔が真っ赤になった
だけど、なぜか懐かしく感じて
思わず笑った
するとメリー様は驚いた顔をして
何も言わずに
私から離れ涙を流した