コイロキシルテ
「メリー姉さま?」
「やっと見つけたっ。」
メリー様は泣きながら
私を日の当たる場所へ連れ出した
その瞬間
アリー様とリリー様が目を開いて
こっちを見た
「おかえり、メアリー!!」
リリー様が私に抱きつき
私はパニック状態
アイリーなんてまだ薄暗い道で
突っ立っている
「あの、どういう事なんですか?」
私の言葉に
三人は顔を見合わせて笑った
ドクンッ
ドクンッ
何これっ
私?
「アナタに名前はある?」
「akuma?
じゃあさ、私が名前あげる。
だから、一緒に生きてくれない?」
「メリー。
これからあなたはメリーよ。
私はねメリーの幸せだけを祈ってるよ。」
頭の中に流れる映像が胸を締め付ける