危ない関係 【短篇】
部屋のカギをしめるのも慌ただしく、彼の車のところへ走って行った。

彼は車の前に立って、タバコを吸っている。

私の姿を確認すると、タバコを道路にポイ捨てし、私の顔を覗き込むように見た。

ホストをしている彼の眼光は強く、笑顔の中にも恐さが見えた。
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