好きな人に‘好き’と言われたの
タカトの理想
【自分の言葉足りなさに感づいて理解できる、普段の話からタカトがどんな人なのか解ってくれて、タカトが会いたい時に会える人で、余りメールもしなくていい人。】

でも実際私が、
タカトの言葉足りなさに感づいても、普段の話からタカトがどんな人なのか解っても、タカトが会いたい時に会えたらいいと言っても、何をしてるか解ってるから余りメールしなくても良いと言っても。タカトの中に私はいない

タカトの現実に隣に居てほしい子は違った。口からでる言葉は理想のモノばかりなのに、タカトが満たされていない時点でそれは理想に過ぎない。

理想と現実は違う。
まさしく、そんな感じ。
タカトにはまだ‘相手に合わせる女’は必要なかった。

「自分が好きにならないと、自分の時間使いたいと思わないから駄目だわ~もう少し遊んでる女の子がよかったんだわ俺、未幸は真面目だよ。」
って、貴方から告白してくれたんだけどな…それもわかってたはずなのに…でも、タカトを責める為に今日は会ったわけじゃない、私は理解してありがとうって伝えたかったから会いに来たんだ。

タカトは、元彼女と別れた時も思いやり過ぎて駄目になっていったって言った。思いやれるくらい好きだったんだね…

まぁもしかしたら後2人くらい誰か女の子と付き合い、私と出会っていたらまた違ったかもしれないね。タカトの理想がちゃんと現実にしっかりと変わってたかもね

でも、付き合うタイミングはあれで良かった!出会うタイミングがまだ早かった(笑)まぁあの時始まっていなかったら今のうちらは無いし。これで良かったのかな

「俺は今回で休みの日、自分の時間を削ってでも、彼女との時間を作る努力をしなきゃいけないと思った」

えっ…作ってくれてたょ?

「誰と付き合ってても同じなんだけど、彼女が買い物したいって言ってもも付き合わないんだょ俺」

付き合ってくれたょ、ドンキで2人自由に買い物できたじゃん。タカト努力してくれてたよ?

ん!?

タカトの話に私が存在してない

彼女なんて形だけ…
ただの形だけだ

え…私の存在ってそんなにタカトの中では薄いんだ。

改めて…グサッ。
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