初恋相手は檄甘王子☆



「三神っ…!!
お前、どの面下げて
美空の前に現れてんだよ…!」



陸斗が絞り出すような声で

三神さんにそう告げる




「…そんなことどうでもいいの


これで分かったでしょ?


あたしに逆らったら
どんな目にあうか



さぁ、櫻木美空

陸斗くんと別れるって
いいなさい


そうすればもう何もしないであげる」




「ちょっ!!

あんた頭おかしいんじゃない!?
なにいってんのよ!」


唯花が三神さんを睨みつける


三神さんは薄ら笑いを浮かべたまま



本当に…


この人おかしい…



怖い…


怖いよ…



< 176 / 180 >

この作品をシェア

pagetop