初恋相手は檄甘王子☆
陸斗のその言葉を聞いて
三神さんは青ざめていった
そしてそのまま
走って屋上を出て行った
「美空…?
大丈夫……?」
「…唯花
大丈夫だよ
私ね、幸せモノなんだ
だって
一番辛いときに
一番大切な人達がそばにいるんだもん
だから
今がどん底だって
すぐに起き上がれるの
だいすきなみんなや
陸斗がいて
本当に…本当によかっ…た…」
私の意識は途絶えつつあって
目を閉じるまでの間
陸斗と唯花の声が聞こえてた