初恋ノ詩2



「んー?ただ聞きたい事があって。」


友莉の顔から表情が消えた
……ように見えたけどそれは一瞬で
すぐに俺の話に耳を傾け
表情は自然なものになったので
俺は気のせいだろうと思い
言葉を続けた。


「今日って龍と登校したの?
しかも二人乗りで。」


「うん。海里見てたの?」


思ったより返事は早く返ってきた。


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