初恋ノ詩2



俺はモヤモヤしながらその光景を見ていた。

見えなくなってからも
しばらくその場に突っ立っていた。


気がつけばさっき教室を出ようとした時より

廊下の人口が減っている。


俺はハッと我に返り
理穂が待っている教室へ急いだ。


案の定、いつもより数分遅れて
理穂に少し怒られてしまった。


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