初恋ノ詩2


「友莉。」


呼ばれて振り向くと
そこにいたのは風呂上がりの龍。

と言っても
今この家にいるの

私と龍の二人だから当たり前なんだけど。


「ちょっと、龍。

上ぐらい着なさいよ、風邪ひくよ?

それで、何?」


「今日お前は俺のベッドで寝て。
俺はソファで寝る。」


頭をごしごし拭きながら
龍が言った。


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