失ってから気づく
お父さんも私たちに話しかける。



「お母さんと別居してもお父さんはずっとお前たちのお父さんだからね。別に一生会えなくなるっていうことじゃないんだよ。安心しろ。お父さんはお前たち大好きなんだ」





(大好き)


下を向いて聞くことしかできなかったけど

その言葉が私の心に強く響いた。


お父さんは普段暮らしてるときそんなこと一切言ってくれなかった。


だから嬉しかった。



けど半分悲しかった。





なんでこんな形で言われなきゃいけないんだろう?



私が顔をあげると弟もお母さんも泣いていた。



私もつられて泣いた。


だけど顔はあげなかった。



最後に泣き顔なんて見せたくない。


< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

君が好きで・・
Angel★/著

総文字数/8,414

恋愛(その他)33ページ

表紙を見る
君と出会って
Angel★/著

総文字数/5,461

青春・友情14ページ

表紙を見る
東北地方太平洋沖~私が伝えたいこと~
Angel★/著

総文字数/577

ノンフィクション・実話6ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop