腕挫十字固-うでひしぎじゅうじがため-
「どうすんだよこいつ」
「! おいっ」
時弥の服を調べていた男がサイフを取り出し、中に入っていたカードをバックミラーに映す。
「それなんだ……?」
運転している男はよく見えなくて目を細めて問いかける。
「自衛隊員の身分証明書だよ!」
「ええっ!? 大丈夫なのかよ!?」
数秒、沈黙する2人……自分たちの運が悪いのだろうかという考えが過ぎったが、後部座席の男は大げさに頭を振って否定した。
「違うさ! 捕まったこいつの運が悪いんだ」
「そ、そうか……そうだよな」
カードをサイフに仕舞ってそのサイフをパーカーのポケットに突っ込んだ。
「! おいっ」
時弥の服を調べていた男がサイフを取り出し、中に入っていたカードをバックミラーに映す。
「それなんだ……?」
運転している男はよく見えなくて目を細めて問いかける。
「自衛隊員の身分証明書だよ!」
「ええっ!? 大丈夫なのかよ!?」
数秒、沈黙する2人……自分たちの運が悪いのだろうかという考えが過ぎったが、後部座席の男は大げさに頭を振って否定した。
「違うさ! 捕まったこいつの運が悪いんだ」
「そ、そうか……そうだよな」
カードをサイフに仕舞ってそのサイフをパーカーのポケットに突っ込んだ。