腕挫十字固-うでひしぎじゅうじがため-
◆作戦会議
「どうしようか?」
時弥(ときや)は少し怖々と杜斗(もりと)に問いかける。
やはり自分のしてしまった事に負い目を感じるためか恐縮した。
「さてな……」
怒っているのかいないのか……計りかねる表情だ。
「彼女……大丈夫かな」
「……」
時弥の言葉に苦い表情を浮かべる。
「ハッ!? まさか変な事するためにつれてったんじゃ!?」
「! おいっやめろ」
慌てて出て行こうとする時弥の腕を掴んで制止した。
「だって……っ!」
「やるつもりならお前の目の前でやってる!」
「!」
「解ったら黙ってろ」
シュン……となった時弥を一瞥し建物に目を移す。
時弥(ときや)は少し怖々と杜斗(もりと)に問いかける。
やはり自分のしてしまった事に負い目を感じるためか恐縮した。
「さてな……」
怒っているのかいないのか……計りかねる表情だ。
「彼女……大丈夫かな」
「……」
時弥の言葉に苦い表情を浮かべる。
「ハッ!? まさか変な事するためにつれてったんじゃ!?」
「! おいっやめろ」
慌てて出て行こうとする時弥の腕を掴んで制止した。
「だって……っ!」
「やるつもりならお前の目の前でやってる!」
「!」
「解ったら黙ってろ」
シュン……となった時弥を一瞥し建物に目を移す。