腕挫十字固-うでひしぎじゅうじがため-
 あの時──

 時弥がワゴンをのぞき込まなければ覚醒剤の取引は闇に隠れたままだったかもしれない。

 その時──

 杜斗が時弥を見つけていなければ、彼は無事に生きて帰る事は敵(かな)わなかったかもしれない。

 偶然は必然なのか。

 はたまた2人の出会いはこの先の何かを予言しているのか……とにもかくにも事件は解決した。
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