あんたとあたし。
声も出なくなったのか、口をパクパクさせて。
あたしが指を指して、笑うと、「め、めしだっ。」って言って、勝手にテーブルに着いた。
年上のくせに、いじり甲斐のある従兄だ。
彩と修が付き合ってなかった頃に二人が泊まりに来たことがあった。
修は祥志の後輩でもあったから、明ちゃんも親父も否定したりしなかった。
その時も、こんなふうに、めちゃくちゃにあたしがいじってるのを見て、二人とも馬鹿笑いしていた。
毎日見ていても、空きがこない。
こんな感じであたしの今日はまた終わる。