スカイブルーな明日





「簡単に会えなくなッちゃうよ!」




晩御飯のロールキャベツは好物だけど
味なんて覚えてない
いッそいで平らげて
いッそいで2階の自分の部屋
ダッシュしたら
猛スピードでケータイひッたくッて




一真のコトをワタシが好きッて
唯一知ってる友達の1人
すみれに電話をした








それで今叫んでるッてわけで..







「だッて一真はてッきり渚高校だと
 思ってから...」




「落ち着いてッたら、」



ケータイの向こうで
田舎のおかんみたいに落ち着いた
すみれが溜息をついた









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