スカイブルーな明日
ピッ...
押しちゃったあ!!
今ならクリアボタン押せる!
..いやいや!
押したらこんな勇気
もう出ないぞ!!
ここは踏ん張って..
かなり自分自身と決闘をし
ぶるぶる震えながら
ケータイを耳に押し当てる
ひんやりと
耳にあたるケータイの冷たい体温
プルルルル...プルルルル...
2回目のコールなのに
もう10回鳴らしたような
錯覚におちいッちゃいそうだ
スウェットを握り締めて
ベットの上に正座しながら
右耳の遠くで鳴っている
呼び出し音が
今にも空からワタシを迎えにくる
天使達の羽の音のように
聞こえてき――――――――
「はい?」
「ッ?!?!...////」