(未設定)
気がつけば、唯花はこの間買ったらしい新しいピンクのシャープペンシルで、プレゼントを買う店はどこがいいかとか、どんなものをあげるかとか、真剣にメモ用紙に書き込んでいた。

私も、時々アイデアを出した。

お別れの相手だからか、唯花はいつもより張り切っているみたいだった。

真剣な唯花の表情からは、少し悲しみも読み取れた気がした。
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