愛を知った日。

「里美〜、飯食ってくか?」



キッチンからこーきの声が聞こえた。



「うぅん、悪いしお母さん作ってるはずだからいらないよ!」



「悪くねぇけど、わかったよ!あっ、カクテル作ろうか?」



こーきはバーテンダーだからいろんな種類のお酒があって、自分の部屋にバーカウンターまで手作りしている。



「いやいや、私まだ未成年だしカクテルゎちょっと...」



私の父も母も呑んだらすぐ顔にでるくらい弱い人たち。そんな間に生まれた私が強いはずなく、今まで呑むに呑めなかった..だってバレたら大変だから..
父は公務員。下手なことはできないし、後が引けた。



「え〜、作るから呑んで?イチゴミルク作るから、ねっ?」



「ほんとにいいから..」



と私が言ったらキッチンへ戻ったから作らないと思いまたテレビを見た。
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