向日葵と太陽
「よ、よろしくお願いします
 あ、あのこれ、よかったら…」
向日葵はまだ小さい蕾の
ひまわりの鉢植えを
太陽に手渡す。

「そういえば向日葵ちゃん家
 って花とか草とか多いね^^
 とくにひまわりが…」

「この花は…ひまわりは、
 亡くなった私のお母さんの
 かたみだから……」

「お母さんが……
 じゃあ、引っ越しの準備が
 落ち着いたら俺の家においでよ^^
 すぐ隣だし、それに輝太が作る
 料理は凄く美味いからさ」

「…はい!!
 ありがとうございます
 私なんかを誘ってくれて」

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